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竹中大臣の理想は「人頭税」

 毎日新聞(毎日インタラクティブ)が、3日に竹中人脈と強者の論理−縦並び社会・格差の現場からを掲載した。
 竹中大臣の思想については、以前、このブログでも、< 「格差が出ることが悪いとは思わない」小泉総理>で少し取り上げた。
 今日は別の、もうちょっとすごいのを引用しておきたい。(以下は、佐藤雅彦・竹中平蔵『経済ってそういうことだったのか会議』(日本経済新聞社、2002)からの引用)

佐藤 (前略)いったいこの世の中に「理想の税」というのは存在しているのか、あるいはこうすればより「理想に近い税のあり方」になるはずだというのがあるのなら、最終的にはその辺までさらにお聞きしたいなと思っているんですけど。
竹中 いきなり理想の税は何かと聞かれるとすごく難しいんですけど、この話の出発点として、あえて話をややこしくさせるために答えるなら、私は人頭税というのが理想の税だと思うんですね。
佐藤 人頭税?
竹中 そうです。佐藤さんにも、私にも、皆同じ金額をかけるんです。国民一人ひとりの頭数にかけるわけですから、これほど簡単なものはないですね。(後略)

 竹中大臣の理想の税は、人頭税。要するに、所得が100万円の人も、所得が1億円の人も同じ金額の税を負担せよということです。これに賛成する方は、竹中氏を応援しましょう。

佐藤 (前略)国っていうのは正当化されたヤクザと言ってもいいんじゃないですか。
竹中 おっしゃる通りです。税金というのは結局ヤクザのみかじめ料みたいなものです。国は強制的にお金をとるのに大義名分や理屈を並べたてるけど、ヤクザはいちいちそんなことは言わない。みかじめ料と税金の差は、それくらいのものでしょう。

 竹中大臣は、よほど税金をとられるのがいやなのでしょう。
 民主主義国家であれば、選挙で選ばれた国会議員が法律で税制を定めるはずです。日本だってそうです。なのに、国家をヤクザとなぞらえ、税金をみかじめ料になぞらえる。相当歪んでませんでしょうか・・・。

竹中 (前略)・・・やはり多くの人は税による所得の「再分配効果」というのを期待するわけです。再分配効果というのは、たとえばこういうことです。佐藤さんはすごく所得が多いとする。こちらのAさんは所得が少ない。そうすると、Aさんは佐藤さんからお金を分けてもらいたいわけです。佐藤さんが儲けたお金の一部を自分ももらいたいんですよ。もらいたいときに、政府を通してもらうんですよ。
佐藤 でも、それ、もらいたいって、ずるいじゃないですか。
竹中 ずるいですよ、すごく。『フェアプレーの経済学』という本にもはっきりと書かれているんです。著者はランズバーグという数学者なんですけど、すごくシンプルに見ていくと、今の税はおかしいと言うのです。彼はそれをこんなふうに表現しています。
 子供たちが砂場で遊んでいるんです。ある子はオモチャをたくさんもっている。その子はお金持ちの家の子なんですよ。もう一人の子は家が貧しいからオモチャを一個しかもってないんです。しかし、だからといって、自分の子に向かって「○○ちゃん、あの子はオモチャたくさんもっているからとってきなさい・・・・・」などと言う親がいるかというわけです。
 ところがそんなことが、国の中では税というかたちで実際に行われているという言い方をしているんですね。これは、みんなのやる気をなくさせる原因になります。(後略)

 さすが、小泉構造改革の体現者、竹中平蔵大臣である!

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literacy * - * 00:37 * comments(2) * trackbacks(2)

コメント

TrackBack、ありがとうございました。

自分や本で書かれていることではなく、現実に自分の周りで格差が生まれている事を肌身で感じるようになってきました。それも、本人が少し目標を見失いかけてもがいた、たったそれだけの理由で、年収の差があっという間についてしまう。改めて元に戻そうとしても、そのブランクをつかれて企業は前と同じようには採用してくれない。そんなことがきっかけで、自分で意識して新聞記事や本を読むようになりました。

富の再分配って、ズルイことなのでしょうか・・・。

子供には産まれてくる家を選べないのに、産まれた時点で差ができて、その差を埋めることが極めて難しい世の中って、それでいいのでしょうか?二人の子供を持つ親として、日本が向かっている方向に不安を感じているところです。

Comment by ことら @ 2006/04/05 7:26 AM
 全く,竹中の言っていることはおかしい。売国奴
である。藤原正彦さんが言っているように,日本も
良き伝統(日本人の優しさや弱者への配慮と言った
惻隠の情)を見直すべきです。日本を弱肉強食の世界
にしてはいけません。
Comment by やっちん @ 2006/05/07 9:23 PM
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